こだわり|かたやまトマト園が栽培するフルーツトマト「桃太郎」は甘くてジューシー!通販でお取り寄せできます!

こだわり

トマトづくりへのこだわり

鮮やかなイタリアンカラーのフルーツトマト
農業を始めたのは40数年前で、当初は地庄栽培で始めました。
その後、平成6年にウルグアイラウンド合意対策のモデル事業として現在の太陽光型植物工場と呼ばれるハウス施設を建設、養液栽培を始めました。
当時はまだ養液栽培そのものがあまり普及しておらず、養液栽培技術の情報が少なかったので、少人数ながら養液研究部会を発足し何度も失敗を繰り返す手さぐり状態の中で試行錯誤しながら少しづつ栽培技術の向上に努力を重ねてきました。
その頃から20数年たった今やっと太陽光型植物工場というものが広く知られるようになりました。特に環境制御技術という、ハウス施設内の環境(温度・湿度・炭酸ガス・光等)をコンピュータを使い人工的に制御するという技術が普及しはじめ、トマトをはじめとする色々な品目において生産量が飛躍的に伸びています。
今後農業の分野においてもIT技術や環境制御の技術はさらに広がり、進んでいくものと思われますが、その為には農業に若い力がどうしても必要です。
私の農園でも雇用事業を通して、本気で農業をやりたい若い人たちを受け入れ、農業の多様な価値観を共有していきながら、農業でしっかり儲かる仕組みを確立したいと考えています。

高知フルーツトマト

高知フルーツトマト
高知県のトマト生産量は全国シェアはわずか0、4%でありながら全国的に知られているのは、なんといってもフルーツトマトが発祥の地であるからです。
その最も名が知られているのが徳谷のフルーツトマトで、1970年頃.台風の水害により海抜0メートル地帯の徳谷地区は海水の浸水により土壌に塩分が残り、作物の栽培が難しくなりあきらめていた時、枯れ上がっていくトマトの小さな実が真っ赤に熟れたトマトを食べて見るととても甘くて美味く、市場に出荷してみるとあちこちから注文があったのが始まりだったそうです。
糖度8度以上のトマトをフルーツトマトとして厳選し全国に発送
最初の頃は、全国的にはあまり知られてなく、京都、大阪など関西を中心に出荷されて、1㎏2000円~3000円で取引されていましたが、全国的に広く知られる様になったのは、歌手の松任谷由実さんが高知のフルーツトマトを初めて食べたときあまりのおいしさに驚愕し、その感動をあるラジオ番組で話したことがきっかけだと言われています。
今では全国各地で作られるようになり、いろいろな地域で作られたフルーツトマトが店頭に並ぶようになっています。
青い実の時のフルーツトマト
フルーツトマトは品種の名前ではなく、栽培方法によってできていくトマトで定義はないと思います。一般的には糖度8度以上になったトマトをフルーツトマトと呼ばれているようです。
栽培方法はいろいろと各農家で多少の違いがありますが、高知で生まれた事の理由に土壌の塩分と、高知の冬の気候があると思います。

まず一つの理由として、海水に含まれる塩とは別にもう一つの意味があります。土の中の肥料成分を塩類濃度と言うと成分数値言い表しますが、この塩がとても大事です。トマトの根が海水の塩で水分の吸収を阻害されていく状態と同じように、肥料成分が多く塩類濃度の数値が高いとストレスがかかり根からの水分吸収が弱まって、トマトの実は小さい実に凝縮されていき、フルーツトマトになっていきます。
トマトの糖度は青い実の時に決まると言われていますが、それを決定づける状態がグリーンベースといってトマトのへたのあたりから肩口に濃い緑が表れてくる事が大事です。
トマトの地下部は塩によるストレスと地上部は乾燥した強い日差しで低めの温度管理をしていくとで、一層強いグリーンベースが出てきます。
そして時間をかけゆっくり熟していく事が大事で普通トマトより一週間以上の日数をかけ樹になった状態で熟らす事でフルーツトマトになっていきます。

高知県の冬は好天気が多く、日射量は全国的にトップクラス
そしてもう一つ理由として、高知県は東西に長く、目の前には広大な太平洋が広がり、後ろには.大きな壁の様に四国山脈がそびえ立っています。この独特な地形から高知の冬は好天気が多く、日射量は全国的にトップクラスで日差しは熱く感じますが、四国山脈から吹き下ろす風は冷たく低温の乾燥した気象条件から全国でも一番早くからフルーツトマトが出来ていると思います。
高知トマトサミット
高知県のトマトの種類は40種以上あり、それぞれの農家が独自の栽培方法でフルーツトマトを作られています。長いものに巻かれない主義の土佐人の特性かもしれませんが、毎年、高知のフルーツトマトが出揃う春に、高知トマトサミットが開催されます。今年は2月24日におこなわれました。

高知産贅沢トマトのフルーツトマト

栽培中の高知産贅沢トマトのフルーツトマト
高知県は冬でも晴天の日が多く日射量は全国でもトップクラスで日差しを強く感じる反面、四国山脈から吹き下ろす風は冷たく感じるアンバランスな気候が高知のフルーツトマトを作り出していると思います。
それは市場で取引さているキロ当たりの平均単価は全国でもダントツに高いことで、高知のトマトの美味しい事が証明されていますが、昨年定植した贅沢トマトは、この高知の気候とフルーツトマトの栽培管理でさらに美味しいトマトになりました。
箱詰めされた高知産贅沢トマトのフルーツトマト
糖度検査では9度以上の果も多くあり、平均的な糖度は8度以上になっており贅沢フルーツトマトとして販売しています。

贅沢トマトをフルーツトマトにしました。

贅沢トマトー1月定植の贅沢トマトがまもなく出荷です。
トマトは一段目の房から葉っぱを3枚をおいて2段3段と順番に成長していきますがてっぺんの所の成長点付近で咲いている花が6段めあたりで、6段目の花が満開になる頃に1段目のトマトが着色しはじめます。
贅沢トマトサラダ
贅沢トマトサラダ

アルギット農業

アルギット農業の効果がでる独自の栽培方法でトマトを生産
北欧ノルウェー産の海藻をエキスにした肥料を使った農業です。
北欧の白夜で育った海藻で多くのアミノ酸を含んだおり、栄養価が高く食品としても粉末にしたものが広く愛用されています。アルギットの粉末を畑に播くことで土地が肥沃になり、作物がよく育ち、味や品質が格段に良くなる事はすでに実証されており、いろんな作物に使われていますが嗜好商品として扱われる果実類にはとくに効果がありアルギットイチゴやアルギットミカンなどはよく知られているようです。
私がアルギットに出会ったのは、もう40年以上前になりますが、その当時に食べたアルギット農業で栽培さたスイカ、ブドウ、ミカンなどの美味しさは忘れる事が出来ません。
それ以来、私の栽培歴にはアルギットは欠く事のできない資材ですが、養液栽培に変えてからは液肥としての使用しかできないので、いろいろと試行錯誤の末、独自の灌水機械装置を作りアルギットの効果がでる独自の栽培方法でトマトを生産できる様になりました。

第47回全国アルギット農業山口大会が山口県湯田市のホテル亀福で盛大に開催されました。
第47回 全国アルギット農業実績発表 山口大会
第47回 全国アルギット農業実績発表 山口大会 表彰状授与式
第47回 全国アルギット農業実績発表 山口大会 試食会1
第47回 全国アルギット農業実績発表 山口大会 試食会2
第47回 全国アルギット農業実績発表 山口大会で受賞したみかん

天敵による減農薬栽培

クレオメ(セイヨウフクチョウソウ)
トマト栽培で最も悩まされてきたのが、タバココナジラミという害虫で、ウイルス病を媒介するため、消毒の大半がコナジラミの駆除にウエートをおいてきましたが、近年注目されている土着天敵タバコカスミカメを利用する事で、農薬使用回数が劇的に減少しました。
タバコカスミカメの駆除に使う農薬だけにかぎっていえば7割から8割近く減ったと思います。
高知県内のトマト農家への普及はあまり進んでなく利用技術としての確立されたマニュアルは、まだありませんが、他の害虫の天敵の利用技術もふくめてスキルアップをはかりたいと思います。

タバコカスミカメとクレオメの花

クレオメの花は南アメリカが原産地で日本では鑑賞用の花として栽培されていますがこの花にタバコカスミカメという天敵小昆虫が集まってきます。この花をトマトの株間に所々据えることでタバココナジラミと言うと害虫防除に大きな効果を出しています。

病害虫総合的管理方法の取り組み

減農薬栽培に本気で取り組んでいます。
減農薬栽培や有機栽培という言葉からは、こうした取り組みをする事で、付加価値がついて他のものより高い値段で取引されることをイメージされるとおもいますが
今はどこの農家でもこうした取り組みはしており、特別な事ではないと思います。
たとえば、減農薬の事についていえば、農薬を多く使う事で病害虫は抵抗力がついて農薬が効かなくなり、反対に減収なる事は普通にあることで病害虫に対する対策
は農薬の散布以外の方法もいくつも開発されています。その中のひとつが天敵利用による害虫防除方法です。。
先進国のオランダでは、20年以上も前から天敵利用技術は進んでおりそれは、化学農薬を連続使用する事で農薬が効かなくなったことが大きな理由です。その為、
化学農薬の代替えとなる天敵の研究開発がはやくから進んていました。
パキラ
高知県は天敵利用技術は全国の最先端です。減農薬栽培のことは現在ではIPM(総合的病害虫管理)とよんでおり、農薬を使う消毒だけでなく色々
な方法の技術で病害虫の対策をおこなっていますが、そのなかのひとつが化学合成農薬の代替えとして天敵、微生物などを利用する生物農薬です。
中でもタバコカスミカメによるコナジラミ、スリップスなどにたいする効果は絶大です。
トマトの定時に株間に所々に設置
トマトの定時に株間に所々に設置
天敵による害虫防除の他黄色い粘着テープを使って物理的に害虫を捕獲する方法もかなりの成果があります。
天敵による害虫防除の他黄色い粘着テープを使って物理的に害虫を捕獲する方法
トマトにはタバココナジラミの害虫防除の他にも葉カビ病という病気があります。近年葉カビ病の耐性菌が強くなり今の農薬では効かなくなって問題になっています。この葉カビ病に対しても化学合成農薬の代替えとしてバチルス菌(なっとう菌)を固形化した生物農薬が注目されています。今年はこの生物農薬をプロジェクトに取り組んでいきます。防除に使う噴霧器のノズルは静電ノズルという新しい機器を使うつもりです。


微生物農薬 殺菌剤 エコショット
噴霧器
微生物農薬は化学合成農薬ではないので農薬消毒してカウントはされません
贅沢フルーツトマトに栄養価の高い海藻エキスを灌水、葉面散布
西洋マルハナバチによる自然交配
また、西洋マルハナバチによる自然交配を行っています。

環境制御技術

環境制御技術とはハウス施設内の環境(光、温度、湿度、二酸化炭素、肥料など)をコンピュータなどで、作物に適切な環境にコントロールする事。
コンピュータなどでハウス施設内を作物に適切な環境にコントロール

かたやまトマト園代表からのご挨拶

贅沢トマトのフルーツトマト

贅沢トマトのフルーツトマト

かたやまトマト園代表の片山昭彦

かたやまトマト園代表の片山昭彦と言います。私どもスタッフ一同真心をこめ生産・販売にあたります。

当農園で育ったトマトたちはJAおよび市場への出荷が全体の30%。高知市内ホテル宿泊所等の契約販売への納品が全体の70%を占めております。「丹精込めて育てたトマトたちをひとつとして無駄にしたくはない」との想いと、地域各所にお役に立てればとの想いから、不揃いな下級品のミニトマトは知人の障がい者施設の方たちが作る加工用(ドライトマト)のトマトとして低価格でご提供させていただいております。その他では品質には問題がないものの、形状などにより商品価値として低くなってしまったトマトを、市内の自治体組織で運営する子ども食堂に提供させていただいています。

かたやまトマト園の基本情報

農園名 かたやまトマト園
代表者名 片山 昭彦
住所 〒781-0324 高知県高知市春野町西畑352
電話番号 088-894-4818
携帯番号 090-5273-6230
FAX 088-894-4818
電話受付時間 8:00~17:00(日曜定休)
URL https://katayamanouen1010.com/
事業内容 農業(施設園芸)

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